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A Tale of Lanterns and Dumplings |
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元宵(ユエンシャオ)
君の悲しみを癒す術を 伝え申す
緋色の衣着て火の神たれ
長安の道で玉帝の声を
災い避けたくば この赤き書を
天子に渡し 策を講じさせよ
十六の夜 天火は
都を 赤く染めん
火の神は湯圓(タンユエン)を所望
元宵にまうけさせ 香を焚きて供
臣民の灯篭 夜家ごと灯し
火花に竹音 城燃ゆる様に
十六の夜、灯篭は
見事に咲き空照らす
海山ごとし見所のなかで
三年振りに 家人に会う
災い避けたくば
この赤き書を
天子に渡し
策を講じさせよ
満月の様に 銀元の様に
白い湯圓 幸いを想う
満月の様に 銀元の様に
白い湯圓
教授の影響、今回色々考えていると意外に一番聴いているのがgüt時代のPOPな作品でした。中谷美紀や、Sister M等々…流石が教授と唸る曲とアレンジに当時いい大人になってましたが「やっぱり凄いなぁ」と素直に感じたサウンドでした。そんな頃のサウンドを少しでも目指して!
モチーフは中国の春節の最終日、元宵節の前漢時代の逸話から取りました。青春時代の経験から、教授と言うとどうしても反射的に大陸ネタになってしまう世代です。久しぶりに書いた日本語の歌詞は売野氏のような絶妙な言葉は紡げず、ただ古の雰囲気を味わっていただければ幸いです。
ヴォーカルはニューラルネットワークを用いた、歌声シンセサイザーNEUTRINOを使用、AIシンガーはMerrowとSevenのお二人。Vocalodよりも自然な歌唱は魅力的で最近魅了されております。ただ使い方はMacOSのターミナルを使用したりとまだまだ実験室レベルですが、そのところも含めて魅力的な音楽制作ツールです。感情を込めすぎない抑えた歌唱は今回のテーマにはぴったりでした。
今回意味は無いのですが気持ちを上げる為に無駄にDX7引っ張り出して来てマスターキーボードとして打ち込みました。気分だけは未来派野郎で。
使用機材
Apple Logic Pro X, NEUTRINO(Merrow, Seven), YAMAHA DX7, Fender Stratocaster,
AMPEREX プロフィール
キーボーディスト西郷タケルの個人ユニットで、プロジェクトによってゲストを招き活動。
Techno、DigiRock、Ambient、Pop、Soundtrackなど、ジャンルは様々。