スポーツマン(作詞:細野晴臣、ジャイルズ・デューク 作曲・編曲:細野晴臣) - 『PHILHARMONY』収録。サンプリングを多用した実験的なアルバム中、最もポップな「歌もの」。スポーツといえば温泉の卓球、というくらいスポーツの苦手な細野さんの心情吐露的な歌詞となっている。


奉納者

ドラヤキ太郎

コメント

当時、子供の頃の私にとっては、アルバム「フィルハーモニー」はよく分からないものでした。どこまでこの曲は続くのだろう、という不安しか見いだせませんでした。いきなり海の中に放り出された気分でした。
アルバムには、「これからの音楽」がゆりかごの中の赤子のようにいるのですが、当時の私にとっては、なんとも愛らしくは見えなかったのです。

さてあれから40年ほどが経ちました。このトリビュートアルバムのことが決まったとき、まずこの曲が思い浮かんだので、選びました。たぶん、Dだろう、という安易な推測からはじまった耳コピです。

一つ発見があります。それは、この曲はすればするほど、取り組めば取り組むほど、楽しくなってきたことです。こんなに楽しい曲だったのか、とカバーしてはじめて実感しました。
この曲には、その中に入ろうとしてはじめて気づくこと、入る度合いに応じた熱さがあるのかもしれません。

使用機材
Figure (Reason Studios), Gadget (KORG)など